家じまいくん
RESEARCH

2026年版 全国空き家データ徹底調査

総務省「令和5年(2023年)住宅・土地統計調査 基本集計確報集計」と e-Stat を一次データに、家じまいくん編集部が全国・47都道府県の総住宅数・空き家数・空き家率・その他空き家を再集計しました。数値は全て一次データから機械抽出し、出典 URL を末尾に明示しています。

公開: 2026年5月13日 | 調査基準日: 2023年10月1日 | 編集: 家じまいくん編集部

1. 全国の主要指標(2023年)

総務省「令和5年住宅・土地統計調査 基本集計確報集計」によると、2023年10月1日現在の全国数値は以下のとおりです。

総住宅数65,047 千戸(2018年比 4.2% 増)
空き家総数9,002 千戸(空き家率 13.8%・過去最高)
うちその他空き家3,856 千戸(比率 5.9%
居住世帯のある住宅55,665 千戸
うち一戸建29,319 千戸(比率 52.7%
うち持ち家33,876 千戸(比率 60.9%

出典: 付表 都道府県別の主な指標(2023年)

2. 空き家率 都道府県別ランキング Top 10

空き家率(総住宅数に占める空き家の比率)が高い上位10都道府県は以下のとおりです。地方圏が上位を占め、人口減少・住宅需要縮小と連動した分布が読み取れます。

順位都道府県空き家率空き家総数その他空き家率
1徳島県21.3%83 千戸12.2%
2和歌山県21.2%105 千戸12.1%
3鹿児島県20.5%184 千戸13.6%
4山梨県20.4%87 千戸8.7%
5高知県20.3%79 千戸12.9%
6長野県20.1%209 千戸8.9%
7愛媛県19.8%146 千戸12.2%
8山口県19.4%141 千戸11.1%
9大分県19.1%116 千戸9.6%
10香川県18.6%92 千戸9.7%

3. その他空き家率(相続実家系)都道府県別ランキング Top 10

「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」(相続実家を多く含む類型)の比率が高い上位10都道府県です。家じまいくんが対象とする「相続後に放置されがちな実家」の集中度を表す指標として、空き家率総合よりもこちらの方が直接的に意味を持ちます。

順位都道府県その他空き家率その他空き家戸数総住宅数
1鹿児島県13.6%122 千戸900 千戸
2高知県12.9%50 千戸388 千戸
3徳島県12.2%48 千戸389 千戸
4愛媛県12.2%90 千戸737 千戸
5和歌山県12.1%60 千戸496 千戸
6島根県11.3%36 千戸320 千戸
7山口県11.1%81 千戸726 千戸
8秋田県10.0%44 千戸441 千戸
9長崎県9.9%65 千戸655 千戸
10宮崎県9.9%55 千戸557 千戸

4. 47都道府県 全データ

47都道府県分の総住宅数・空き家率・その他空き家率の全データです。空き家率の高い順に並べています。

都道府県総住宅数(千戸)空き家(千戸)空き家率その他空き家(千戸)その他空き家率
徳島県3898321.3%4812.2%
和歌山県49610521.2%6012.1%
鹿児島県90018420.5%12213.6%
山梨県4278720.4%378.7%
高知県3887920.3%5012.9%
長野県1,04020920.1%928.9%
愛媛県73714619.8%9012.2%
山口県72614119.4%8111.1%
大分県60311619.1%589.6%
香川県4939218.6%489.7%
岩手県57910017.3%549.3%
長崎県65511317.3%659.9%
島根県3205517.0%3611.3%
栃木県97116416.9%646.6%
青森県5909916.7%559.3%
群馬県96716116.7%737.6%
静岡県1,77429616.7%1055.9%
岡山県95515716.5%838.6%
三重県87414316.3%839.5%
宮崎県5579116.3%559.9%
岐阜県92414816.1%748.1%
秋田県4417015.8%4410.0%
広島県1,46623115.8%1157.8%
鳥取県2624115.7%259.7%
北海道2,88945215.6%1635.6%
石川県5548615.6%417.3%
福井県3415315.6%298.5%
新潟県1,01515515.3%787.6%
福島県86313115.2%637.3%
熊本県85112714.9%657.6%
富山県4747014.7%408.4%
奈良県6409414.6%507.7%
佐賀県3685314.5%287.7%
大阪府4,92970214.2%2274.6%
茨城県1,39119614.1%936.7%
兵庫県2,79838713.8%1736.2%
山形県4556213.5%367.9%
京都府1,37218013.1%856.2%
宮城県1,12914012.4%524.6%
福岡県2,70333512.4%1264.6%
千葉県3,19139412.3%1595.0%
滋賀県6648212.3%497.3%
愛知県3,66543311.8%1564.3%
東京都8,20189710.9%2142.6%
神奈川県4,7654679.8%1513.2%
沖縄県699659.4%284.0%
埼玉県3,5553309.3%1363.8%

5. 「その他空き家」と相続実家問題の関係

総務省統計局の分類で「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家」(その他空き家)は、賃貸募集中でも売却募集中でも二次的住宅(別荘)でもない空き家を指します。長期にわたって居住者のいない住宅であり、相続によって発生したまま使われていない実家が多く含まれる類型です。

全国のその他空き家は385万6千戸(2023年)に達しており、これは家じまいくんが対象とする「相続後の意思決定が必要な実家ストック」の規模感を示しています。都道府県別の比率分布は地方圏で特に高く、家じまいくんの診断で重点的に扱う4選択肢(売却・賃貸・自己利用・解体)の最適配分は地域特性によって大きく異なります。

6. よくある質問(FAQ)

Q. 全国の空き家数と空き家率はどれくらいですか?
A. 総務省「令和5年(2023年)住宅・土地統計調査 基本集計確報集計」によれば、2023年10月1日現在の全国総住宅数は6,504万7千戸、空き家総数は900万2千戸、空き家率は13.8%で過去最高となっています。
Q. 「賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家(その他空き家)」とは何ですか?
A. 総務省の住宅・土地統計調査の分類で、賃貸用空き家・売却用空き家・二次的住宅(別荘など)以外の空き家を指します。長期に渡って居住者のいない住宅で、相続によって発生したまま使われていない実家が多く含まれる類型と位置づけられています。2023年の全国数値は385万6千戸、率は5.9%です。
Q. 空き家率が一番高い都道府県はどこですか?
A. 2023年調査では徳島県の21.3%が最高で、次いで和歌山県21.2%、鹿児島県20.5%、山梨県20.4%、高知県20.3%の順となっています(総務省 令和5年住宅・土地統計調査 付表「都道府県別の主な指標」より)。
Q. 空き家率が低い都道府県はどこですか?
A. 同調査で空き家率が比較的低いのは沖縄県9.4%、埼玉県9.3%、神奈川県9.8%、東京都10.9%などの都市圏が中心です。人口集中度の高い大都市圏ほど住宅需要が強く、空き家率が低くなる傾向が読み取れます。
Q. 2018年から2023年で空き家はどれだけ増えましたか?
A. 全国の総住宅数は2018年6,240万7千戸から2023年6,504万7千戸へと4.2%増加し、過去最多となりました。空き家総数は2013年比で29万3千戸(3.6%)増加、空き家率は13.6%から13.8%へと0.2ポイント上昇しています。
Q. 「その他空き家」(相続実家系)が多い都道府県はどこですか?
A. その他空き家率(賃貸・売却用及び二次的住宅を除く空き家の総住宅数に占める比率)の高い上位は、鹿児島県13.6%、高知県12.9%、徳島県12.2%、愛媛県12.2%、和歌山県12.1%です(2023年調査)。相続実家の放置と密接に関連する数値であり、地方部での顕在化が確認できます。
Q. 東京都・大阪府の空き家率はどれくらいですか?
A. 2023年調査では東京都10.9%、大阪府14.2%です。東京都はその他空き家率も2.6%と全国最低水準である一方、大阪府は4.6%とやや高くなっています。
Q. 本リサーチの数値はどこから取得していますか?
A. 全数値は総務省統計局「令和5年(2023年)住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)」および同調査の e-Stat 公開データ(表34-2 空き家の種類別空き家数)から機械的に抽出しています。出典 URL は本ページ末尾「出典一覧」に明示しています。LLM などによる数値補完は一切行っていません。
Q. 相続した実家が空き家になったらまず何をすべきですか?
A. 家じまいくんの整理として、第一段階は ① 相続登記(2024年4月から義務化・期限3年)、② 固定資産税の継続支払い体制の確認、③ 売却・賃貸・自己利用・解体の4選択肢のうち、家族で合意可能な方向性の初期検討、です。詳しくは家じまいくん診断と関連コラムを参照してください。
Q. 次回の住宅・土地統計調査はいつですか?
A. 住宅・土地統計調査は1948年以来5年ごとに実施されており、令和5年(2023年)調査が16回目です。次回は令和10年(2028年)10月1日を基準日として実施される予定です。

7. 出典一覧

  • 総務省統計局「令和5年(2023年)住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)」 ― 概要 PDF 結果一覧
  • e-Stat 政府統計の総合窓口 「住宅・土地統計調査」表34-2 空き家の種類別空き家数 ― 統計表ファイル一覧
  • 統計局「住宅・土地統計調査」総合ページ ― https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/
  • 集計スクリプト(家じまいくん編集部・GitHub 公開予定) ― ai-management/scripts/akiya-japan-2026/collect.py

データ確認日: 2026-05-13 / 調査基準日: 2023-10-01

相続した実家、まず「何から」着手すべきか

全国385万6千戸の「その他空き家」の多くは、相続後の意思決定が止まったまま放置されています。家じまいくんは、売却・賃貸・自己利用・解体の4選択肢を中立に提示する「最初の地図」です。

無料診断を試す →

関連: コラム一覧 ツール一覧 地域別ページ