2026年版 47都道府県別 路線価 ランキング(県庁所在地最高路線価・相続税評価額)
国税庁「令和8年分都道府県庁所在都市の最高路線価」(基準日 2026年1月1日・2026年7月1日公表)の公式PDFを実機抽出。47都道府県庁所在都市の最高路線価と対前年変動率を完全網羅しました。相続実家の評価で必須の「路線価・公示地価・固定資産税評価額」3指標の使い分け、HowTo 6ステップ、FAQ 28問を一次ソースのみで整理した嘘ゼロ運用データです。
公開: 2026年5月18日 | 更新: 2026年7月3日 | データ確認日: 2026-07-03 | 編集: 家じまいくん編集部
1. 公表概要(令和8年分・2026年1月1日基準)
国税庁が毎年7月1日に公表する全国の路線価のうち、各都道府県庁所在都市の「最高路線価」が公式に取りまとめられています。令和8年分は2026年7月1日に公表され、基準日は2026年1月1日(令和8年1月1日)。本リサーチはその公式PDF(別表)を pypdf で機械抽出した最新確報値です。路線価は地価公示価格等の80%程度を目途に設定される、相続税・贈与税の土地評価ベースとなる公的指標です。
出典: 国税庁「令和8年分都道府県庁所在都市の最高路線価」(PDF)(2026-07-03 実機ダウンロード) | 親ページ: 国税庁「令和8年分の路線価等について」
2. 47都道府県の路線価動向サマリ
本リサーチが扱う47都道府県庁所在都市の最高路線価1点ベースで集計した参考指標です。国税庁は「全国平均変動率」を公表していないため、本サイト独自に47県の単純平均を算出しています。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 対象都市数 | 47 都市(47都道府県庁所在都市) |
| 47都市 単純平均 対前年変動率(令和8年分) | +4.6% |
| 上昇都市数 | 44 都市(93.6%) |
| 横ばい都市数(±0.0%) | 3 都市(6.4%) |
| 下落都市数 | 0 都市(0.0%) |
注: 47都道府県庁所在都市の最高路線価(各県1地点)に基づく単純平均。国税庁が公表する全国平均変動率(標準宅地ベース)とは指標が異なり、県庁所在都市の最高路線価ベースで地域差を見るための本サイト独自算出の参考指標。
3. 県庁所在地最高路線価 TOP10(高い順・令和8年分)
東京都中央区銀座5丁目「銀座中央通り」は1986年以降41年連続で「全国最高路線価地点」。三大都市圏のターミナル駅周辺が上位を独占しています。
| 順位 | 都道府県 | 所在地 | 路線名 | 令和8年 最高路線価 | 令和8年 変動率 | 地域別ページ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1位 | 東京都 | 東京都中央区 中央区銀座5丁目 | 銀座中央通り | 53,360 千円/m² (5,336 万円/m²) | +11.0% | 東京都の地域別データ |
| 第2位 | 大阪府 | 大阪市 北区角田町 | 御堂筋 | 21,200 千円/m² (2,120 万円/m²) | +1.5% | 大阪府の地域別データ |
| 第3位 | 神奈川県 | 横浜市 西区南幸1丁目 | 横浜駅西口バスターミナル前通り | 17,600 千円/m² (1,760 万円/m²) | +2.3% | 神奈川県の地域別データ |
| 第4位 | 愛知県 | 名古屋市 中村区名駅1丁目 | 名駅通り | 13,040 千円/m² (1,304 万円/m²) | +1.2% | 愛知県の地域別データ |
| 第5位 | 福岡県 | 福岡市 中央区天神2丁目 | 渡辺通り | 9,920 千円/m² (992 万円/m²) | +2.5% | 福岡県の地域別データ |
| 第6位 | 京都府 | 京都市 下京区四条通寺町東入2丁目御旅町 | 四条通 | 9,110 千円/m² (911 万円/m²) | +9.5% | 京都府の地域別データ |
| 第7位 | 北海道 | 札幌市 中央区北5条西3丁目 | 札幌停車場線通り | 8,320 千円/m² (832 万円/m²) | +7.5% | 北海道の地域別データ |
| 第8位 | 埼玉県 | さいたま市 大宮区桜木町2丁目 | 大宮駅西口駅前ロータリー | 6,660 千円/m² (666 万円/m²) | +12.5% | 埼玉県の地域別データ |
| 第9位 | 兵庫県 | 神戸市 中央区三宮町1丁目 | 三宮センター街 | 6,400 千円/m² (640 万円/m²) | +9.6% | 兵庫県の地域別データ |
| 第10位 | 広島県 | 広島市 中区胡町 | 相生通り | 3,880 千円/m² (388 万円/m²) | +4.6% | 広島県の地域別データ |
4. 県庁所在地最高路線価 BOTTOM10(安い順・令和8年分)
鳥取市(栄町・若桜街道通り)が91千円/m² で最安。1位 東京都銀座5丁目(53,360千円/m²)との差は約586倍で、前年(約528倍)からさらに拡大しました。47都道府県庁所在都市内の価格格差は地価指標の中でも最大規模です。
| 順位(安い順) | 都道府県 | 所在地 | 令和8年 最高路線価 | 令和8年 変動率 | 地域別ページ |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1位 | 鳥取県 | 鳥取市 栄町 | 91 千円/m² | 0.0% | 鳥取県の地域別データ |
| 第2位 | 群馬県 | 前橋市 本町2丁目 | 145 千円/m² | +7.4% | 群馬県の地域別データ |
| 第3位 | 島根県 | 松江市 朝日町 | 145 千円/m² | +3.6% | 島根県の地域別データ |
| 第4位 | 秋田県 | 秋田市 中通2丁目 | 150 千円/m² | +3.4% | 秋田県の地域別データ |
| 第5位 | 山口県 | 山口市 小郡黄金町 | 150 千円/m² | +3.4% | 山口県の地域別データ |
| 第6位 | 青森県 | 青森市 新町1丁目 | 160 千円/m² | 0.0% | 青森県の地域別データ |
| 第7位 | 山形県 | 山形市 香澄町1丁目 | 180 千円/m² | +2.9% | 山形県の地域別データ |
| 第8位 | 三重県 | 津市 羽所町 | 195 千円/m² | 0.0% | 三重県の地域別データ |
| 第9位 | 福島県 | 福島市 栄町 | 205 千円/m² | +2.5% | 福島県の地域別データ |
| 第10位 | 高知県 | 高知市 帯屋町1丁目 | 220 千円/m² | +2.3% | 高知県の地域別データ |
5. 対前年変動率 上昇 TOP10(令和8年分)
佐賀市(駅前中央通り)+17.0% を筆頭に、10%以上の上昇が4都市。九州(佐賀)・東北(盛岡、所在地変更を伴う)・関西観光地(奈良)・東京圏(さいたま)と、前年より地域が分散しているのが特徴です。
| 順位 | 都道府県 | 所在地 | 令和8年 変動率 | 令和7年 変動率(参考) | 令和8年 最高路線価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1位 | 佐賀県 | 佐賀市 | +17.0% | +9.3% | 275 千円/m² |
| 第2位 | 岩手県 | 盛岡市 | +13.0% | +4.5% | 260 千円/m² |
| 第3位 | 奈良県 | 奈良市 | +12.6% | +10.1% | 980 千円/m² |
| 第4位 | 埼玉県 | さいたま市 | +12.5% | +11.9% | 6,660 千円/m² |
| 第5位 | 東京都 | 東京都中央区 | +11.0% | +8.7% | 53,360 千円/m² |
| 第6位 | 石川県 | 金沢市 | +9.8% | +8.5% | 1,120 千円/m² |
| 第7位 | 兵庫県 | 神戸市 | +9.6% | +9.8% | 6,400 千円/m² |
| 第8位 | 京都府 | 京都市 | +9.5% | +10.6% | 9,110 千円/m² |
| 第9位 | 千葉県 | 千葉市 | +8.5% | +11.2% | 2,690 千円/m² |
| 第10位 | 北海道 | 札幌市 | +7.5% | +6.3% | 8,320 千円/m² |
6. 対前年変動率 低水準 BOTTOM10(令和8年分・下落都市はゼロ)
令和8年分は47都道府県庁所在都市すべてが「上昇」または「横ばい」で、対前年変動率がマイナスの都市はゼロです。前年まで3年連続で下落していた鳥取市も0.0%(横ばい)に転じました。以下は変動率が低い順のBOTTOM10です。
| 順位(低い順) | 都道府県 | 所在地 | 令和8年 変動率 | 令和7年 変動率(参考) | 令和8年 最高路線価 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1位 | 青森県 | 青森市 | 0.0% | +3.2% | 160 千円/m² |
| 第2位 | 三重県 | 津市 | 0.0% | 0.0% | 195 千円/m² |
| 第3位 | 鳥取県 | 鳥取市 | 0.0% | -3.2% | 91 千円/m² |
| 第4位 | 宮城県 | 仙台市 | +1.1% | +1.9% | 3,740 千円/m² |
| 第5位 | 鹿児島県 | 鹿児島市 | +1.1% | +1.1% | 940 千円/m² |
| 第6位 | 愛知県 | 名古屋市 | +1.2% | 0.0% | 13,040 千円/m² |
| 第7位 | 長崎県 | 長崎市 | +1.3% | +1.3% | 800 千円/m² |
| 第8位 | 愛媛県 | 松山市 | +1.4% | 0.0% | 700 千円/m² |
| 第9位 | 大阪府 | 大阪市 | +1.5% | +3.2% | 21,200 千円/m² |
| 第10位 | 静岡県 | 静岡市 | +1.7% | +2.6% | 1,200 千円/m² |
7. 横ばい都市一覧(前年比 ±0.0%・3都市)
令和7年分は11都市が横ばいでしたが、令和8年分は青森市・津市・鳥取市の3都市のみに減少しました。名古屋市(名駅通り)が前年 0.0% から +1.2% に転じるなど、前年に足踏みしていた都市を含めて全国的に上昇圧力が強まっている状況がうかがえます。
| 都道府県 | 県庁所在都市 | 所在地 | 令和8年 最高路線価 | 令和7年 変動率(参考) |
|---|---|---|---|---|
| 青森県 | 青森市 | 新町1丁目 | 160 千円/m² | +3.2% |
| 三重県 | 津市 | 羽所町 | 195 千円/m² | 0.0% |
| 鳥取県 | 鳥取市 | 栄町 | 91 千円/m² | -3.2% |
8. 国税局別 集計(参考指標)
全国12の国税局/事務所別に、管内県庁所在都市の最高路線価の対前年変動率を単純平均しました。国税庁公表は各県1地点の数値のみのため、本集計は本サイト独自の参考指標です。
| 国税局/事務所 | 管内県数 | 令和8年 平均変動率 | 管内最高路線価 | 管内トップ県 |
|---|---|---|---|---|
| 札幌国税局 | 1 | +7.5% | 8,320 千円/m² | 北海道 |
| 仙台国税局 | 6 | +3.8% | 3,740 千円/m² | 宮城県 |
| 関東信越国税局 | 6 | +6.0% | 6,660 千円/m² | 埼玉県 |
| 東京国税局 | 4 | +5.9% | 53,360 千円/m² | 東京都 |
| 金沢国税局 | 3 | +6.0% | 1,120 千円/m² | 石川県 |
| 名古屋国税局 | 4 | +1.2% | 13,040 千円/m² | 愛知県 |
| 大阪国税局 | 6 | +6.8% | 21,200 千円/m² | 大阪府 |
| 広島国税局 | 5 | +3.3% | 3,880 千円/m² | 広島県 |
| 高松国税局 | 4 | +2.0% | 700 千円/m² | 愛媛県 |
| 福岡国税局 | 3 | +6.9% | 9,920 千円/m² | 福岡県 |
| 熊本国税局 | 4 | +2.6% | 2,140 千円/m² | 熊本県 |
| 沖縄国税事務所 | 1 | +6.4% | 1,660 千円/m² | 沖縄県 |
9. 47都道府県 全件データ(令和8年分・令和7年分)
国税庁「令和8年分都道府県庁所在都市の最高路線価」PDFから実機抽出した47都道府県庁所在都市の最高路線価と対前年変動率。北海道〜沖縄県の順で網羅。
| 都道府県 | 県庁所在都市 | 所在地 | 令和8年 最高路線価 | 令和8年 変動率 | 令和7年 最高路線価 | 令和7年 変動率 | 地域別ページ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 札幌市 | 中央区北5条西3丁目 | 8,320 千円/m² | +7.5% | 7,740 千円/m² | +6.3% | 北海道の地域別データ |
| 青森県 | 青森市 | 新町1丁目 | 160 千円/m² | 0.0% | 160 千円/m² | +3.2% | 青森県の地域別データ |
| 岩手県 | 盛岡市 | 盛岡駅前通 | 260 千円/m² | +13.0% | 230 千円/m² | +4.5% | 岩手県の地域別データ |
| 宮城県 | 仙台市 | 青葉区中央1丁目 | 3,740 千円/m² | +1.1% | 3,700 千円/m² | +1.9% | 宮城県の地域別データ |
| 秋田県 | 秋田市 | 中通2丁目 | 150 千円/m² | +3.4% | 145 千円/m² | +7.4% | 秋田県の地域別データ |
| 山形県 | 山形市 | 香澄町1丁目 | 180 千円/m² | +2.9% | 175 千円/m² | 0.0% | 山形県の地域別データ |
| 福島県 | 福島市 | 栄町 | 205 千円/m² | +2.5% | 200 千円/m² | 0.0% | 福島県の地域別データ |
| 茨城県 | 水戸市 | 宮町1丁目 | 225 千円/m² | +2.3% | 220 千円/m² | 0.0% | 茨城県の地域別データ |
| 栃木県 | 宇都宮市 | 宮みらい | 350 千円/m² | +2.9% | 340 千円/m² | +3.0% | 栃木県の地域別データ |
| 群馬県 | 前橋市 | 本町2丁目 | 145 千円/m² | +7.4% | 135 千円/m² | 0.0% | 群馬県の地域別データ |
| 埼玉県 | さいたま市 | 大宮区桜木町2丁目 | 6,660 千円/m² | +12.5% | 5,920 千円/m² | +11.9% | 埼玉県の地域別データ |
| 新潟県 | 新潟市 | 中央区東大通1丁目 | 530 千円/m² | +6.0% | 500 千円/m² | +6.4% | 新潟県の地域別データ |
| 長野県 | 長野市 | 大字南長野 | 310 千円/m² | +5.1% | 295 千円/m² | +3.5% | 長野県の地域別データ |
| 千葉県 | 千葉市 | 中央区富士見2丁目 | 2,690 千円/m² | +8.5% | 2,480 千円/m² | +11.2% | 千葉県の地域別データ |
| 東京都 | 東京都中央区 | 中央区銀座5丁目 | 53,360 千円/m² | +11.0% | 48,080 千円/m² | +8.7% | 東京都の地域別データ |
| 神奈川県 | 横浜市 | 西区南幸1丁目 | 17,600 千円/m² | +2.3% | 17,200 千円/m² | +1.4% | 神奈川県の地域別データ |
| 山梨県 | 甲府市 | 丸の内1丁目 | 270 千円/m² | +1.9% | 265 千円/m² | +1.9% | 山梨県の地域別データ |
| 富山県 | 富山市 | 桜町1丁目 | 570 千円/m² | +5.6% | 540 千円/m² | +3.8% | 富山県の地域別データ |
| 石川県 | 金沢市 | 堀川新町 | 1,120 千円/m² | +9.8% | 1,020 千円/m² | +8.5% | 石川県の地域別データ |
| 福井県 | 福井市 | 中央1丁目 | 410 千円/m² | +2.5% | 400 千円/m² | +5.3% | 福井県の地域別データ |
| 岐阜県 | 岐阜市 | 吉野町5丁目 | 530 千円/m² | +1.9% | 520 千円/m² | +2.0% | 岐阜県の地域別データ |
| 静岡県 | 静岡市 | 葵区呉服町2丁目 | 1,200 千円/m² | +1.7% | 1,180 千円/m² | +2.6% | 静岡県の地域別データ |
| 愛知県 | 名古屋市 | 中村区名駅1丁目 | 13,040 千円/m² | +1.2% | 12,880 千円/m² | 0.0% | 愛知県の地域別データ |
| 三重県 | 津市 | 羽所町 | 195 千円/m² | 0.0% | 195 千円/m² | 0.0% | 三重県の地域別データ |
| 滋賀県 | 大津市 | 春日町 | 310 千円/m² | +5.1% | 295 千円/m² | +3.5% | 滋賀県の地域別データ |
| 京都府 | 京都市 | 下京区四条通寺町東入2丁目御旅町 | 9,110 千円/m² | +9.5% | 8,320 千円/m² | +10.6% | 京都府の地域別データ |
| 大阪府 | 大阪市 | 北区角田町 | 21,200 千円/m² | +1.5% | 20,880 千円/m² | +3.2% | 大阪府の地域別データ |
| 兵庫県 | 神戸市 | 中央区三宮町1丁目 | 6,400 千円/m² | +9.6% | 5,840 千円/m² | +9.8% | 兵庫県の地域別データ |
| 奈良県 | 奈良市 | 東向中町 | 980 千円/m² | +12.6% | 870 千円/m² | +10.1% | 奈良県の地域別データ |
| 和歌山県 | 和歌山市 | 友田町5丁目 | 380 千円/m² | +2.7% | 370 千円/m² | 0.0% | 和歌山県の地域別データ |
| 鳥取県 | 鳥取市 | 栄町 | 91 千円/m² | 0.0% | 91 千円/m² | -3.2% | 鳥取県の地域別データ |
| 島根県 | 松江市 | 朝日町 | 145 千円/m² | +3.6% | 140 千円/m² | 0.0% | 島根県の地域別データ |
| 岡山県 | 岡山市 | 北区本町 | 2,010 千円/m² | +4.7% | 1,920 千円/m² | +7.3% | 岡山県の地域別データ |
| 広島県 | 広島市 | 中区胡町 | 3,880 千円/m² | +4.6% | 3,710 千円/m² | +3.9% | 広島県の地域別データ |
| 山口県 | 山口市 | 小郡黄金町 | 150 千円/m² | +3.4% | 145 千円/m² | 0.0% | 山口県の地域別データ |
| 徳島県 | 徳島市 | 一番町3丁目 | 300 千円/m² | +1.7% | 295 千円/m² | 0.0% | 徳島県の地域別データ |
| 香川県 | 高松市 | 丸亀町 | 390 千円/m² | +2.6% | 380 千円/m² | +2.7% | 香川県の地域別データ |
| 愛媛県 | 松山市 | 大街道2丁目 | 700 千円/m² | +1.4% | 690 千円/m² | 0.0% | 愛媛県の地域別データ |
| 高知県 | 高知市 | 帯屋町1丁目 | 220 千円/m² | +2.3% | 215 千円/m² | +2.4% | 高知県の地域別データ |
| 福岡県 | 福岡市 | 中央区天神2丁目 | 9,920 千円/m² | +2.5% | 9,680 千円/m² | +2.5% | 福岡県の地域別データ |
| 佐賀県 | 佐賀市 | 駅前中央1丁目 | 275 千円/m² | +17.0% | 235 千円/m² | +9.3% | 佐賀県の地域別データ |
| 長崎県 | 長崎市 | 浜町 | 800 千円/m² | +1.3% | 790 千円/m² | +1.3% | 長崎県の地域別データ |
| 熊本県 | 熊本市 | 中央区手取本町 | 2,140 千円/m² | +1.9% | 2,100 千円/m² | +1.9% | 熊本県の地域別データ |
| 大分県 | 大分市 | 末広町1丁目 | 600 千円/m² | +3.4% | 580 千円/m² | +3.6% | 大分県の地域別データ |
| 宮崎県 | 宮崎市 | 橘通西3丁目 | 250 千円/m² | +4.2% | 240 千円/m² | +4.3% | 宮崎県の地域別データ |
| 鹿児島県 | 鹿児島市 | 東千石町 | 940 千円/m² | +1.1% | 930 千円/m² | +1.1% | 鹿児島県の地域別データ |
| 沖縄県 | 那覇市 | 久茂地3丁目 | 1,660 千円/m² | +6.4% | 1,560 千円/m² | +4.0% | 沖縄県の地域別データ |
この調査データの引用・転載について
本ページの47都道府県の最高路線価ランキング・図表・要約は、出典を明記いただければ、報道・ブログ・士業サイト等で自由に引用・転載いただけます。下記の素材をご活用ください。
1. 全データ ダウンロード(CSV)
47都道府県の県庁所在都市別 最高路線価(令和8年分・令和7年分・対前年変動率・管轄国税局)をまとめた CSV ファイルです。Excel・Google スプレッドシートでそのまま開けます。
2. 引用時のクレジット表記
図表・数値を引用する際は、以下のクレジットをご使用ください。
出典:家じまいくん「2026年版 47都道府県 最高路線価ランキング」(一次データ:国税庁「令和8年分都道府県庁所在都市の最高路線価」)
https://iejimaikun.jp/research/rosenka-2026
3. 転載用サマリー(約160字・そのまま転載可)
国税庁「令和8年分都道府県庁所在都市の最高路線価」によると、最高路線価が最も高いのは東京都中央区の銀座中央通りで1平方メートルあたり53,360千円(前年比+11.0%)。次いで大阪府の御堂筋21,200千円、神奈川県の横浜駅西口17,600千円が続いた。家じまいくんの調査では47都道府県すべての県庁所在都市の最高路線価と対前年変動率を整理している。
※ 数値の一次出典は本ページ下部の出典一覧に記載の国税庁「令和8年分都道府県庁所在都市の最高路線価」です。引用の際は一次出典と本ページ URL の併記を推奨します。データ確認日: 2026-07-03。
10. 法令根拠(相続税法・財産評価基本通達)
路線価は相続税法第22条の「時価」を画一的に算定するための公的指標として、財産評価基本通達に基づき設定されます。e-Gov 法令検索と国税庁の公式通達ページから正確に整理しました。
- 評価の原則(時価評価)(相続税法 第22条)
- 「この章で特別の定めのあるものを除くほか、相続、遺贈又は贈与により取得した財産の価額は、当該財産の取得の時における時価により、当該財産の価額から控除すべき債務の金額は、その時の現況による。」(相続税法第22条)。相続税・贈与税の財産評価は「時価」が原則であり、土地については財産評価基本通達に基づき路線価方式または倍率方式で評価することで「時価」を画一的に算定します。
- 財産評価基本通達(路線価方式・倍率方式の根拠)(昭和39年4月25日付直資56・直審(資)17)
- 国税庁長官通達「相続税法第22条の規定により、相続、遺贈又は贈与により取得した財産の価額は、時価によることとされているが、その評価方法等についてはこの通達による」と定め、宅地の評価方法(市街地宅地は路線価方式・その他は倍率方式)、地目の判定、画地調整率(奥行価格補正率・側方路線影響加算率・不整形地補正率など)、各種補正率表の運用ルールを規定。実務上の路線価評価のすべての計算根拠が本通達に集約されます。
- 路線価の評価水準(国税庁 公表注記)(令和8年分 路線価等 公表時 注記)
- 「路線価等は、1月1日を評価時点として、1年間の地価変動などを考慮し、地価公示価格等を基にした価格の80%程度を目途に定めています。」(国税庁「令和8年分の路線価等について」公表本文より)。路線価が公示地価の約80%水準に設定される根拠は税務行政の運用方針であり、設定の最終判断は国税局ごとの土地評価事務に基づきます。
出典: https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/sisan/hyoka_new/01.htm
出典: https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2026/rosenka/index.htm
11. 相続実家の評価額を調べる3指標の使い分け
相続実家の「価格」を表す公的指標は3つあります。それぞれ目的・公表時期・水準が異なるため、用途に応じて使い分ける必要があります。本リサーチで扱う路線価は3指標の中で「相続税・贈与税の申告」に直接使う指標です。
| 指標 | 所管・公表時期 | 用途 | 公示地価との関係 |
|---|---|---|---|
| 路線価(相続税路線価) | 国税庁・毎年1月1日基準・7月公表 | 相続税・贈与税の土地評価額算定。「路線価×地積×補正率」で評価。本リサーチで扱う数値はこれ。市街化調整区域など路線価がない区域は評価倍率方式(固定資産税評価額×倍率)を使用。 | 公示地価の約80% を目途に設定(国税庁「令和8年分の路線価等について」公表本文の公式注記より)。基準日は1月1日と公示地価と同じ、公表は7月で公示地価より約4か月遅れ。 出典 → |
| 公示地価(公示価格) | 国土交通省 土地鑑定委員会・毎年1月1日基準・3月下旬公表 | 一般の土地取引の指標 / 公共事業の補償金算定の基礎 / 鑑定評価の出発点。路線価・固定資産税評価額・実勢査定の起点となる「公的価格」。 | 実勢価格に最も近い「公的価格」とされる。地価公示法第2条に基づき土地鑑定委員会が「正常な価格」として判定。本リサーチ第10弾「公示地価ランキング」も併せて参照。 出典 → |
| 固定資産税評価額 | 市区町村・3年に1度の評価替え・基準年度 1月1日 | 固定資産税・都市計画税・登録免許税・不動産取得税の課税ベース。納税通知書(毎年4-6月送付)の課税明細書に記載。倍率方式では路線価の代わりに使用。 | 公示地価のおおむね70% を目安に設定(総務省「固定資産評価基準」運用上の目安)。3年に1度の評価替え(直近: 令和6年度評価替え=2024年・次回は令和9年度=2027年)のため、評価替え後の地価変動は反映されません。 出典 → |
12. HowTo: 相続した実家の路線価を調べて相続税評価額を算定する方法(6ステップ)
相続発生時に「実家がある土地」の路線価を国税庁 路線価図サイトから調べ、「路線価×地積×補正率」で相続税評価額を算定するまでの実務手順(6ステップ)。市街化調整区域・倍率地域の場合の手順も併記。
Step 1: 1. 国税庁「路線価図・評価倍率表」で実家の所在地を検索
国税庁「路線価図・評価倍率表」サイト(https://www.rosenka.nta.go.jp/)にアクセスし、相続開始日(被相続人の死亡日)の属する年分を選択。実家のある都道府県→市区町村→町名と階層検索し、該当する路線価図PDFを開きます。令和8年分は https://www.rosenka.nta.go.jp/main_r08/index.htm から到達可能。
Step 2: 2. 実家の前面道路の路線価(千円/m²)を確認
路線価図上の道路には数字とアルファベット記号が書かれています(例: 「300C」)。数字は1m²当たりの路線価(千円単位 / 例: 300=300,000円)、アルファベット(A〜G)は借地権割合(A=90%・B=80%・C=70%・D=60%・E=50%・F=40%・G=30%)。複数の道路に接する場合は最も評価額が高くなる道路が「正面路線」となります。
Step 3: 3. 画地調整率(補正率)を適用
路線価 × 地積 で算定した「概算評価額」に、土地の形状・接道状況に応じた補正率を乗じます。主な補正は奥行価格補正率(奥行が標準的でない場合)・側方路線影響加算率(角地)・二方路線影響加算率(裏面に道路がある場合)・不整形地補正率(形状が四角でない場合)・無道路地補正・がけ地補正など。財産評価基本通達 別表1〜別表9に補正率表が定められています。
参照: https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/sisan/hyoka_new/01.htm
Step 4: 4. 路線価がない地域(市街化調整区域・山林等)は倍率方式を使用
路線価が定められていない地域(路線価図に該当道路の記載がない場合)は「評価倍率方式」を使用。評価倍率表(路線価図と同じサイトで都道府県別→市区町村別→地目別)で倍率を確認し、「固定資産税評価額 × 倍率」で評価額を算出します。倍率は0.8〜1.3程度が一般的ですが、地域・地目(宅地/田/畑/山林)により異なります。
Step 5: 5. 小規模宅地等の特例の適用可否を確認
被相続人の居住用宅地(特定居住用宅地)を一定要件のもとで承継した場合、330m²までの部分について評価額を 80%減額(租税特別措置法第69条の4)。事業用宅地は400m²まで80%減額、貸付事業用宅地は200m²まで50%減額。配偶者・同居親族の有無・家なき子特例の適用可否で要件が変わるため、税理士・税務署事前相談で確認することを推奨。
参照: https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4124.htm
Step 6: 6. 家じまいくん診断で4選択肢の手残り目安を中立比較
路線価評価額(相続税のベース)→ 公示地価ベースの実勢価格目安 → 不動産会社の無料査定 を組み合わせ、「売却したらいくら手元に残るか」「賃貸したら年いくら入るか」「解体したらいくらかかるか」を見える化。家じまいくん診断(13問5分・無料)は4選択肢の手残り比較を中立支援します。
13. 路線価変動の構造要因(上昇 7要因 / 下落 0要因 / 横ばい 2要因)
令和8年分路線価の動向を、国税庁公式PDFから読み取れる対前年変動率を起点に、各都市の地理的・経済的特性として整理しました。
- ▲ 佐賀市・駅前中央通りが全国トップの上昇率(17.0%)
- 令和8年分で佐賀市(駅前中央通り)が +17.0% と全国都道府県庁所在都市で最大の上昇率。前年(令和7年分)も +9.3% と高水準で、2年連続の大幅上昇。西九州新幹線(武雄温泉〜長崎)の関連波及と佐賀駅周辺の商業活性化に加え、隣県の半導体クラスター(熊本TSMC・福岡)の物流拠点需要が背景にあると見られます。
- ▲ 岩手県・盛岡市が上昇率2位(13.0%)だが所在地変更を伴う
- 岩手県(盛岡市)の対前年変動率は令和8年分で +13.0% と全国2位の上昇率ですが、国税庁公表 別表の注記により、盛岡市は令和8年分で最高路線価の所在地を「大通2丁目・大通り」から「盛岡駅前通・主要地方道盛岡停車場線」に変更しています。令和8年分260千円/m²に対する令和7年分230千円/m²は変更後の新所在地ベースで国税庁が再表示した参考値であり、単純な同一地点の地価上昇とは性質が異なる点に留意が必要です(旧所在地ベースの前年公表値は230千円/m²・対前年 +2.2%でした)。なお静岡県(静岡市)も同様に「葵区紺屋町」から「葵区呉服町2丁目・呉服町通り」へ所在地変更(令和8年分 +1.7%)。
- ▲ 奈良市・近鉄奈良駅前の上昇(12.6%)
- 奈良市(東向中町)が令和8年分 +12.6%。前年 +10.1% に続く2桁上昇で、上昇率をさらに拡大しました。インバウンド観光(奈良公園・東大寺・春日大社)の回復と、近鉄奈良駅前商業地の建替需要が背景。
- ▲ さいたま市・大宮駅西口の上昇継続(12.5%)
- 令和8年分でさいたま市(大宮駅西口)が +12.5%。前年(令和7年分)も +11.9% と、3年連続で2桁上昇を継続しています。大宮駅周辺の大規模再開発・首都圏ターミナル需要・東京近郊回帰トレンドが引き続き上昇を下支え。
- ▲ 東京都・銀座5丁目が41年連続で全国最高路線価地点(11.0%)
- 東京都(中央区銀座5丁目)の令和8年分 最高路線価は 5,336万円/m²(53,360千円/m²)・前年比 +11.0%。前年 +8.7% から上昇率を拡大し、1986年以降41年連続で日本全国の最高路線価地点となっています。インバウンド回復・都心再開発・銀座エリアの大型商業更新が背景。
- ▲ 金沢市・金沢駅東広場通りの上昇(9.8%)
- 金沢市が令和8年分 +9.8%。前年 +8.5% から上昇率を拡大。北陸新幹線敦賀延伸の波及、金沢駅周辺再開発、観光需要回復が背景。
- ▲ 神戸市・三宮の上昇継続(9.6%)
- 神戸市(中央区三宮町)が令和8年分 +9.6%。前年 +9.8% とほぼ同水準の高い上昇を維持。三宮駅周辺再整備(『三宮構想』)などのインフラ・商業更新が継続的に寄与。
- ● 鳥取市が3年連続の下落から下げ止まり(0.0%)
- 鳥取市(栄町・若桜街道通り)は令和5年分 -3.0% / 令和6年分 -3.1% / 令和7年分 -3.2% と3年連続で下落していましたが、令和8年分は対前年 0.0%(横ばい)となり下落が止まりました。47都道府県庁所在都市の中で前年唯一の下落エリアだった鳥取市が下げ止まったことで、令和8年分は全国すべての県庁所在都市が上昇または横ばいとなり、下落した都市はゼロという結果になりました。
- ● 横ばい都市(前年比 0.0%)が11都市→3都市に急減
- 令和7年分で前年比 ±0.0% の県庁所在都市は11都市ありましたが、令和8年分は青森市・津市・鳥取市の3都市のみに減少しました。名古屋市(名駅通り)も前年 0.0% から +1.2% に転じるなど、令和7年分で足踏みしていた地方中核都市を含め、幅広いエリアで上昇圧力が強まっている状況がうかがえます。
出典: https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2026/rosenka/01.pdf
出典: https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2026/rosenka/01.pdf
出典: https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2026/rosenka/01.pdf
出典: https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2026/rosenka/01.pdf
出典: https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2026/rosenka/01.pdf
出典: https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2026/rosenka/01.pdf
出典: https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2026/rosenka/01.pdf
出典: https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2026/rosenka/01.pdf
出典: https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2026/rosenka/01.pdf
14. よくある質問(FAQ 28問)
A. 路線価の基礎
- Q. 路線価とは何ですか?
- A. 国税庁が毎年1月1日を評価時点として、道路(路線)に面する標準的な宅地の1m²当たりの評価額を定めたものです。相続税・贈与税の土地評価額算定に使用され、地価公示価格等を基にした価格の80%程度を目途に設定されます(国税庁公表本文の公式注記)。路線価が定められている地域(路線価地域)では「路線価×地積×補正率」で評価額を算出し、定められていない地域(倍率地域)では「固定資産税評価額×倍率」を使う倍率方式で評価します。
- Q. 令和8年(2026年)分の路線価はいつ公表された?
- A. 国税庁は毎年7月1日に当年分の路線価を公表します。令和8年分は2026年7月1日(水)公表で、評価時点は2026年1月1日。本リサーチは国税庁公式「令和8年分都道府県庁所在都市の最高路線価」PDFから実機抽出した最新確報値で、公開時点(2026年7月)における直近公表値です。次回令和9年分は2027年7月1日に公表予定。
- Q. 路線価図はどこで確認できる?
- A. 国税庁「路線価図・評価倍率表」サイト(https://www.rosenka.nta.go.jp/)で全国の路線価図・評価倍率表が PDF で公開されています。直近年分(令和8年分)は https://www.rosenka.nta.go.jp/main_r08/index.htm 、平成30年分〜令和8年分の9年分が掲載中。都道府県→市区町村→町名と階層的に検索でき、相続発生年分の路線価図を年分指定して取得します。
- Q. 路線価は地価公示価格の80%って本当?
- A. 国税庁「令和8年分の路線価等について」(公表本文)に「路線価等は、1月1日を評価時点として、1年間の地価変動などを考慮し、地価公示価格等を基にした価格の80%程度を目途に定めています。」と明記されています。これは税務行政の運用方針であり、地価公示価格との比率は地点・年により多少のブレがあります。地価急変動期は調整に時間がかかるため乖離が生じる場合もあります。
- Q. 路線価と「最高路線価」の違いは?
- A. 「路線価」は道路(路線)ごとに定められた1m²当たりの評価額で、1都道府県内に数万〜数十万地点存在します。「最高路線価」はその都道府県内(または特定エリア内)で最も高い路線価を指し、国税庁は毎年7月の公表時に「都道府県庁所在都市の最高路線価」を別表で公開します。本リサーチで扱うのは47都道府県庁所在都市の最高路線価のみで、これは各県の地価動向を象徴する1地点です。なお最高路線価の所在地自体が変更されることもあり、令和8年分では岩手県(盛岡市)・静岡県(静岡市)の2県で所在地変更が公表されています。
- Q. 路線価は誰がどうやって決めている?
- A. 国税庁が全国12の国税局(札幌・仙台・関東信越・東京・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・熊本)と沖縄国税事務所を通じて、毎年1月1日を評価時点として定めます。鑑定評価員(不動産鑑定士)の意見・地価公示価格・売買実例価額・精通者意見価格などを総合勘案し、相続税法第22条の「時価」を画一的に算定するための公的指標として設定されます。
B. 47県データ・統計
- Q. 全国で最も路線価が高い都道府県庁所在都市は?
- A. 令和8年分の都道府県庁所在都市の最高路線価TOP5は ①東京都中央区銀座5丁目「銀座中央通り」53,360千円/m²(5,336万円/m²)②大阪市北区角田町「御堂筋」21,200千円/m² ③横浜市西区南幸1丁目「横浜駅西口バスターミナル前通り」17,600千円/m² ④名古屋市中村区名駅1丁目「名駅通り」13,040千円/m² ⑤福岡市中央区天神2丁目「渡辺通り」9,920千円/m²。東京都銀座5丁目は1986年以降41年連続で「全国最高路線価地点」となっています。
- Q. 上昇率が最も高い都道府県庁所在都市は?
- A. 令和8年分の対前年変動率TOP5は ①佐賀市(駅前中央通り)+17.0% ②岩手県盛岡市(盛岡駅前通、所在地変更あり)+13.0% ③奈良市(大宮通り)+12.6% ④さいたま市(大宮駅西口)+12.5% ⑤東京都(銀座中央通り)+11.0%。10%以上の上昇は4都市で、九州(佐賀)・東北(盛岡)・関西観光地(奈良)・東京圏(さいたま・東京)と地域が分散しているのが前年からの変化です。なお盛岡市の上昇率は最高路線価の所在地変更を伴うため、単純な同一地点比較ではない点に留意が必要です。
- Q. 下落している都道府県庁所在都市はありますか?
- A. 令和8年分で対前年変動率がマイナスの県庁所在都市はゼロです。前年(令和7年分)まで3年連続で下落していた鳥取市(栄町・若桜街道通り)が令和8年分は対前年 0.0%(横ばい)となり下落が止まりました。これにより47都道府県庁所在都市すべてが「上昇」または「横ばい」となり、下落エリアが1つもない結果となっています。
- Q. 横ばい(変動率0%)の都道府県庁所在都市は?
- A. 令和8年分で対前年変動率が ±0.0% の県庁所在都市は青森市・津市・鳥取市の3都市のみです。前年(令和7年分)は11都市が横ばいでしたが、令和8年分は大きく減少しました。名古屋市(名駅通り)も前年 0.0% から +1.2% に転じるなど、前年に足踏みしていた都市を含め全国的に上昇圧力が強まっている状況がうかがえます。
- Q. 47都道府県の路線価動向はどう変化している?
- A. 令和8年分47都道府県庁所在都市の単純平均変動率は約 +4.6%(家じまいくん独自算出・前年は約+3.6%)。前年比 上昇 44都市(93.6%)/ 横ばい 3都市(6.4%)/ 下落 0都市(0%)。前年に比べ上昇都市の割合が大きく増え、下落エリアが消滅したのが最大の変化です。三大都市圏・観光地・半導体クラスター近郊で強い上昇が続く一方、地方の中核都市でも横ばいから小幅上昇へ転じる例が目立ちます。国税庁が公表する全国平均変動率(標準宅地ベース)とは指標が異なり、本サイトでは県庁所在都市の最高路線価ベースで地域差を見るための単純平均を独自算出しています。
- Q. 路線価が一番安い都道府県庁所在都市は?
- A. 令和8年分の都道府県庁所在都市の最高路線価 安い順TOP5は ①鳥取市(若桜街道通り)91千円/m² ②前橋市(本町通り)145千円/m² ③松江市(駅通り)145千円/m² ④秋田市(秋田駅前通り)150千円/m² ⑤山口市(山口阿知須宇部線通り)150千円/m²。最高の東京都銀座5丁目(53,360千円/m²)と最も安い鳥取市(91千円/m²)の差は約586倍で、前年(約528倍)からさらに拡大しました。47都道府県庁所在都市内での路線価格差は極めて大きく、相続実家の「県内市場感」と「全国比較」を切り分けて評価する必要があります。
C. 3指標の使い分け(路線価・公示地価・固定資産税評価額)
- Q. 路線価・公示地価・固定資産税評価額の違いは?
- A. ①路線価(国税庁・1月1日基準・7月公表・公示地価の約80%): 相続税・贈与税の評価ベース ②公示地価(国交省・1月1日基準・3月公表): 一般取引の指標・実勢価格に最も近い公的価格 ③固定資産税評価額(市区町村・3年に1度の評価替え・公示地価の約70%): 固定資産税・登録免許税の課税ベース。3指標の差は意図的な政策設計(路線価は急変緩和のため8掛け、固定資産税は安定課税のため7掛け)で、それぞれ用途・公表時期・評価頻度が異なります。
- Q. 相続税申告で使う土地評価額は路線価で確定?
- A. 相続税・贈与税の土地評価は財産評価基本通達に基づき「路線価方式」または「倍率方式」が原則です。路線価方式は「路線価×地積×補正率」、倍率方式は「固定資産税評価額×倍率」で算定します。一部の例外(路線価評価が著しく不合理な場合等)では不動産鑑定士による鑑定評価額を用いることも可能ですが、税務署との事前協議が安全です。詳細は国税庁タックスアンサーNo.4602(土地家屋の評価)参照。
- Q. 公示地価ランキングと路線価ランキングはなぜ順位が違う?
- A. 公示地価は「都道府県内の標準地(数百〜数千地点)の平均価格」、路線価ランキング(本リサーチ)は「県庁所在都市の最高路線価1地点」を比較しています。集計範囲が異なるため、平均価格水準が高い県(公示地価上位)と県庁所在都市の最高地点が突出する県(路線価上位)で順位が一致しない場合があります。家じまいくん リサーチ第10弾「公示地価ランキング」と本リサーチを併せて参照することで、両指標の構造的な違いを把握できます。
- Q. 実家の路線価が80%基準より高い/低いのはなぜ?
- A. 国税庁公表注記の「公示地価の約80%」はあくまで運用目途であり、個別地点では地価急変動期に乖離が生じます。例えば公示地価が大幅上昇した直後の路線価は「設定時の公示地価」をベースにするため見かけ上80%を下回ることがあります。逆に下落エリアでは過去設定価格が残るため80%を超える場合も。実勢査定額との比較では、公示地価ベースで実勢価格を推定し、路線価評価額と比べることで「税務評価が実勢に比べどの程度低めか」を確認できます。
- Q. 路線価がない地域(倍率地域)の評価方法は?
- A. 市街化調整区域・山林・農地など路線価が設定されていない地域は「評価倍率方式」を使用。固定資産税評価額に国税庁公表の倍率(地域・地目別に毎年改定)を乗じて評価額を算出します。倍率表は国税庁「路線価図・評価倍率表」サイト(https://www.rosenka.nta.go.jp/)の都道府県別ページから「評価倍率表」を選択して確認可能。倍率は0.8〜1.3程度が多いですが、地域・地目(宅地/田/畑/山林/原野)により異なります。
- Q. 公示地価と路線価のタイムラグは?
- A. 公示地価は毎年1月1日基準で3月下旬公表、路線価も毎年1月1日基準で7月初旬公表。基準日は同じでも公表時期に約4か月の差があります。路線価は公示地価のおおむね80%水準に設定されますが、設定時には公示地価をベースに調整されるため、地価急変動期(例: 金融政策変更直後)は「路線価公表時点で既に乖離」する場合があります。相続税申告時は死亡日の属する年分の路線価を使うため、年初に死亡した場合は7月の路線価公表後に申告作業を本格化する流れが実務的です。
D. 相続実家の評価実務
- Q. 相続実家の評価額はいつ時点の路線価を使う?
- A. 相続税申告での土地評価は「相続開始日(被相続人の死亡日)」が基準時点。死亡日の属する年の路線価(その年の7月公表)を使用するため、年初に死亡した場合は7月以降に申告作業を本格化させるのが実務です。10か月の申告期限(相続税法第27条)を守るため、死亡当年の路線価公表前は前年路線価で仮計算しておき、新路線価公表後に確定させる流れが一般的。
- Q. 実家の地形が複雑で評価が難しい場合は?
- A. 土地評価は「路線価×地積×補正率」が基本ですが、補正率は20種類以上(奥行価格補正・側方路線影響加算・不整形地補正・無道路地補正・がけ地補正・容積率異なる2以上の地域にわたる宅地の評価など)あり、複雑な土地は税理士でも判断が分かれます。①税理士に相続税申告を依頼 ②必要に応じて不動産鑑定士に評価依頼(5〜30万円) ③税務署の事前相談 のいずれかが安全です。
- Q. 実家が複数の道路に接している場合(角地)の評価は?
- A. 正面路線と側方路線(または裏面路線)に接する角地は「側方路線影響加算率」または「二方路線影響加算率」を適用して評価額を加算します。加算率は0.03〜0.10程度(地区区分別)で、財産評価基本通達 別表2に定められています。正面路線は「路線価×奥行価格補正率」が最も高くなる路線を指し、複数候補の中から計算で決定します。実務では税理士または専用ソフトでの判定が安全です。
- Q. 実家の建物部分の評価はどうする?
- A. 建物(家屋)の評価は土地(路線価評価)とは別。①相続税評価: 固定資産税評価額をそのまま使用(地方税法と同じ) ②売却時の実勢価格: 築年数・構造別の減価償却を反映(木造は築22年で会計上の減価償却終了、市場では築20年超で建物価値ほぼゼロのケースが多い)。古家付土地として売却する場合、建物部分は0円〜数十万円程度で評価されることが一般的です。
- Q. 小規模宅地等の特例で評価額が下がるのは?
- A. 被相続人の居住用宅地(特定居住用宅地)を一定要件のもとで承継した場合、330m²までの部分について評価額を 80%減額 する制度(租税特別措置法第69条の4)。事業用宅地は400m²まで80%減額。本特例の適用余地がある場合、相続税評価額が大幅に下がるため、配偶者・同居親族の有無、家なき子特例の適用可否を含めて専門家に確認することを強く推奨。家じまいくんの小規模宅地特例適用判定ミニツールも参考になります。
- Q. 路線価評価額より高く売れた場合の税金は?
- A. 相続税は「路線価評価額」で課税されますが、相続後の売却時の譲渡所得税は「実際の売却価格 - 取得費 - 譲渡費用」で計算。路線価評価額より高く売れた分は、相続税では課税対象外ですが、譲渡所得税の対象となります。ただし「取得費加算の特例」(租税特別措置法第39条)により、相続税申告期限から3年以内の売却は相続税額の一部を取得費に加算可能で、譲渡所得税が軽減されます。詳細は家じまいくん リサーチ第5弾「相続不動産 譲渡所得税 完全ガイド」参照。
E. 家じまいくん診断・関連リソース
- Q. 実家の路線価を3指標すべて調べるのは大変です。簡略化できる?
- A. 家じまいくん診断(13問5分・無料)では、実家の住所と簡単な情報を入力するだけで、路線価・公示地価・周辺取引事例の自動取得 + 4選択肢(売る・貸す・住む・壊す)の手残り目安比較を一括実施。3指標の調査を自分で行う前に、まず診断で「全体感」を把握する流れが効率的です。診断結果は出典付きの公式データに基づき、税理士・司法書士相談前の判断材料として活用できます。
- Q. 路線価ランキングは何に使える?
- A. ①相続実家の「自分の県の市場感」把握 ②売却タイミング判断(前年比上昇エリアは早めに動く / 下落エリアは慎重に) ③相続税申告での「評価妥当性」セルフチェック(路線価が公示地価の80%付近にあるか) ④不動産業者・士業の地域マーケティング ⑤メディア・記者の地域記事ネタ。出典 URL を全て明示しているため、転載・引用は出典明記の上自由に行えます。
- Q. 路線価以外の地価指標も知りたい
- A. 路線価(国税庁・1月1日基準・7月公表)の他に、①公示地価(国交省・1月1日基準・3月公表)②基準地価(都道府県・7月1日基準・9月公表)③固定資産税評価額(市区町村・3年に1度評価替え)④実勢価格(国交省 不動産情報ライブラリ「不動産取引価格情報」)の4指標があります。本リサーチでは路線価を扱い、公示地価は家じまいくん リサーチ第10弾「公示地価ランキング」、固定資産税評価額の使い分けはセクション「7. 3指標の使い分け」と HowTo セクションで整理しています。
- Q. リサーチ第11弾と他のリサーチの違いは?
- A. 本リサーチは家じまいくん リサーチ 通算11本目の「路線価」フォーカス版で、相続実家の「税務評価額の出発点指標」として設計しています。関連リサーチは ①第1弾 全国空き家データ ②第2弾 相続実家100問 ③第3弾 4選択肢比較 ④第4弾 解体相場+47県補助金 ⑤第5弾 譲渡所得税ガイド ⑥第6弾 賃貸転用ガイド ⑦第7弾 相続放棄ランキング ⑧第8弾 相続税申告事績ランキング ⑨第9弾 死亡数+高齢化率ランキング ⑩第10弾 公示地価ランキング。11本セットで「相続実家の意思決定に必要な公的データ」を網羅。
15. 出典一覧(2026-07-03 確認)
一次(公的統計・法令)
- 国税庁「令和8年分の路線価等について」(令和8年7月1日公表): https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2026/rosenka/index.htm
- 国税庁「令和8年分都道府県庁所在都市の最高路線価」PDF(164KB): https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2026/rosenka/01.pdf
- 国税庁「令和7年分の路線価等について」(参考・前年比検証用): https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2025/rosenka/index.htm
- 国税庁「令和7年分都道府県庁所在都市の最高路線価」PDF(128KB): https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2025/rosenka/01.pdf
- 国税庁 路線価図・評価倍率表(令和8年分) トップ: https://www.rosenka.nta.go.jp/main_r08/index.htm
- 国税庁 路線価図・評価倍率表 トップ: https://www.rosenka.nta.go.jp/
- 国税庁 タックスアンサー No.4602 土地家屋の評価: https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4602.htm
- 国税庁 財産評価基本通達(昭和39年4月25日付直資56・直審(資)17): https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/sisan/hyoka_new/01.htm
- e-Gov 相続税法(昭和25年法律第73号): https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000073
関連 公的指標(公示地価・固定資産税評価額)
- 国土交通省 地価公示・地価調査 トップ: https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_tk5_000018.html
- 国土交通省 不動産情報ライブラリ(不動産取引価格情報・公示地価マップ): https://www.reinfolib.mlit.go.jp/
- 総務省 固定資産税制度(固定資産評価基準): https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/ichiran07.html
- 国税庁 タックスアンサー No.4124 相続した事業の用や居住の用の宅地等の特例: https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4124.htm
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本リサーチは家じまいくん リサーチ 第11弾。相続実家の意思決定に必要な視点を、全11本のリサーチで網羅しています。
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本リサーチは 2026-07-03 時点の国税庁 令和8年分 路線価(最新公表値)と関連法令に基づきます。路線価の数値は公表後に異同訂正が生じる可能性があります(国税庁 公表上の注意 参照)。相続実家の具体的な評価・売却判断・税務申告は、必ず不動産鑑定士・税理士・司法書士などの有資格者にご相談ください。本記事は法的助言・税務助言を目的としたものではありません。